最終更新:2006/9/29
女のからだから合宿

 2006年「女(わたし)のからだから合宿」終わっちゃいましたあー

たくさんの女たちと、楽しく、素敵な合宿ができました!

参加してくれたみなさん、ありがとう!!


そもそも…

「女(わたし)のからだから合宿」は、1985年に'82優生保護法改悪阻止連絡会(現SOSHIREN)の呼びかけで始まりました。1982年に優生保護法改悪案の上程を阻止する目的で発足したSOSHIRENは、以来「女(わたし)のからだはわたしのもの」という視点から社会を問い直し、女の健康を脅かす存在には抗議し、女の心身の健康と安全が確保される世界をめざして活動してきました。

はてはて…

「女(わたし)のからだから合宿」では、性暴力、中絶、母子保健政策、生殖技術など、女にかかわる事柄や女たちが日々抱えていてなかなか他人と共有できずにいる悩み、問題、不安、疑問、怒り、哀しみ(楽しみも!)などをテーマに、たくさんの分科会やワークショップが開かれます。夜通し話したり、からだを動かしたり、楽しくて元気になる空間があります。

さてさて…

というわけで、1997年以来、しばらくお休みしていましたが、参加するひとが元気になり、充実感を得られることを大事にする姿勢は変わりません。友達づれでもひとりでも、みんな寄ってらっしゃい!

なかみは…

今回の『女(わたし)のからだから合宿』では、昨年夏、インドで行なわれた女の健康とリプロダクティブ・フリーダムを考える世界大会『女と健康国際会議』の参加者による報告会、各種分科会、合宿参加者どうしの交流会などを予定しています。乞うご期待!

分科会募集 スケジュール
※9月24日現在の予定です。タイトルは仮のものも含まれます。



分科会の内容は?

 分科会1(10月7日15時〜)
「女と遺言」
女性の財産権、相続権についてなかった時代や現在でも制約がある国々での状況が、女性の健康に及ぼす影響や、現在の状況での主張できない背景やこの現状をどう変えていけるのか、皆さんと考えたいと思います。豊かになることの良さと、見失いがちなことを、自分の財産を、使い切るとしたら、あげるとしたらなどを考え、夢を交換することができればと考えています。女性が交渉力を確保し、護身や主張のためにできることも考えてみたいです。
遺言とは、つながりの中で、応答を求められ、自分が何に責任を感じて、応えていくものです。遺言とは、何を選択して何を切り捨てるか、という自己決定の問題でもありますが、自分の歴史や自分の属する社会制度との関連も、少しだけ振り返りたいと思います。
<参加する方に>できれば筆記用具を持参してください。人数次第で内容を考えます。発言や発表を強要することはありません。内面に踏み込んだ話はあまりしないよう配慮しますが、参加なさるかはどこまで話してもよいのか、ご自身でお決めください。

「からだほぐし こころいやし」
女のからだとこころの健康をめざして活動するTさんと一緒に、「自分メンテナンス」しませんか?何かとストレスの多い社会のなかで疲れたからだとこころを解きほぐし、少しだけ身軽になって帰りましょう!

「ハンセン病「胎児標本」が問いかける生と性の尊厳」
優生保護法以前から、「ハンセン病撲滅」の一環として強制堕胎、嬰児殺しがされ、子どもを産むことが許されなかったひとたち。その数は、数千に上ります。その胎児、嬰児のうちの114体が数十年を経て未だ各園に、「胎児標本」として残っていたのですが、厚生労働大臣の謝罪を受けて、今年度をめどに焼却、慰霊されることになりました。それは、確かに高齢化した当事者の願いでもありました。
しかし、大臣は、一体誰に何を謝罪したのか? 検証や報告がされない中での焼却、慰霊は「歴史の証人」を失うことでもあるのです。地域、親戚からハンセン病者として存在と生きる場を追われて差別隔離され、療養所の中では、職員と患者、日本人と朝鮮人、男と女、とさらに差別管理された女たちの声はこのままではかき消されてしまいそうです。
なぜ、国家の施策として、女の体が管理されなければならなかったのか?!
今につながるこの問題を一緒に考えてみませんか?

 分科会2(10月8日午前9時〜;開始時間が遅くなる可能性のある分科会有)
「ポルノグラフィーと性暴力」
街中にあふれるポルノグラフィーが社会に与える影響、女性に対する性暴力との関係、ITの発達による新たな問題などについて考えます。

「『女性天皇』の昨日・今日(明日)」 
妊娠6週目での第3子「速報」、超セレブ出産、男女うみわけ? 帝王切開、そして41年ぶりの「男系男子」誕生… 「長男の妻」が産めないなら「次男の嫁」が産んでくれ、って、21世紀の世の中になってもそんなのアリなんだー!…と思ってたらホントに産んじゃったよ! というわけで、女性の妊娠・出産で続いていく皇室制度・天皇制、そして「男系男子」が産まれても、いまだに根強い「女性天皇」人気について、私は「反対です」の立場からになっちゃいますが、色々おしゃべりしたいです。 堅苦しいのは今回はナシ! 「女性天皇に賛成」の人も、女天研への「こうした方がいいんじゃない?」のご意見、ご要望、ご批判も歓迎します。

「おんなのツボ(養生編)」 
東洋医学的な視点に基づいて女の体の流れを探ってみる。体の経穴(私のツボ)や反応点(私の弱点)を見つけ触ってみる事で、自分の体に流れる経絡を体感する。身近で買えるピップエレキバンや千年灸などを使った女の養生法講座です。

「伝えていくゾ!女性障害者問題」
自立生活センターの介助派遣には、「同性介助」という基本理念があります。
そのような考えに至るには、障害をもつ人たちを取り巻く家庭や養護学校、障害者施設の中での、性に対する意識が希薄であることが、背景にあります。
たとえば、男性障害者が成人になっても、家族と暮らしていれば、母からの介助を受けただろうし、女性障害者に対してもまた、それと正反対の介助が日常的なこととして行われています。そのことに対して何の疑問ももたずに、過ごしている当事者も少なくありません。
また施設入所の際、トイレ介助の負担を少なくするために、子宮摘出を余儀なくされることも、今なお行われているかも知れません。
自立生活センターが出来、地域の中で障害当事者が暮らしている今、障害をもつ私たちは「女性」として求めることは? 
私たちの「性」について、考えみたいのです。

 分科会3(10月8日午後15時〜)
「ザ・中絶〜嘘と沈黙を超えて」
中絶というと掻爬と思いこんでいませんか? 世界では,もはや掻爬は過去の技術。女性のリプロダクティヴ・ヘルスのためには,ごく初期の中絶を処置できる吸引法や薬(ミフェプリストン)を使った中絶のほうがベターだと,WHOもお墨付きを与えています。特に最近注目を浴びているのが,注射器のような道具を使った手動吸引法。そのルーツのひとつは,ウーマンリブの時代に「おんなのからだの運動」をしていたアメリカの女性たちが編みだした「Del-Em」という初期中絶の道具でした。この分科会では、「Del-Em」が開発され、広がった経緯を紹介し、現在、世界中で使われているさまざまな中絶技術のよい点、悪い点をみていきます。同時に、中絶をした女性が罪悪感を感じる方向にしむけられてきた日本の社会状況を追っていきます。分科会後半は、参加者の方と「中絶をどう捉えていくか」について考えていく予定です。

「『平等な関係』ってなんだろう」
2人以上のひとが同じ空間に居合わせるとき、そこには力関係が生まれます。そんな力関係をなるべく排し、だれにとっても心地よい関係、平等な組織づくりはできないものか?一緒に考えてみませんか。

「紙芝居『からめとられるわたしたちのからだ』」
紙芝居上演後に、オーダーメイド医療、ES細胞など再生医療、受精卵診断や出生前診断、不妊治療、健康増進法などなど、現在の医療状況の中での女や障害者、子どもの日常やからだのことをざっくばらんに話し合えればと考えています。
 分科会4(10月9日午前9時〜)
「医療における女性の身体へのまなざし‐産婦人科内診台を事例として」
お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」のサブプロジェクトC3では、「産婦人科内診台を事例とした調査(文献調査、メーカーおよび医療機関への聞き取り調査)を行い、「医療技術の開発や使用における、女性の身体へのまなざし」について、多面的に考察している。この分科会では、本調査結果を紹介した上で、参加者の内診台経験やご意見について伺いながら、医療技術のありかたについての活発なディスカッションを繰り広げていきたい。

「女性支援機関を語ろう」
女性センターなる施設が日本に誕生して20年あまり、その間に男女雇用機会均等法ができ、男女共同参画社会基本法ができ、配偶者暴力防止法ができ…法律は整備されているかに見えるけど、その拠点たる女性センターって、いまどうなのよ?いわゆる「女性センター」を問わず、女性を支援する組織で働く人、悩みや希望を語り合おう!

「カラダとココロを通したgive&takeの楽しさを知る」
手くびを足のウラで押す簡単なマッサージをペアになって行い、「自分の要望を伝える」「相手の要望をきく」ワークショップです。コミュニケーションすることの楽しさを体感するのが目的です。
参考:http://www.lovelypop.com/maga/std.html
<参加者の方へ>手首の下にひくタオル一枚を持参してください。
 ビデオの部屋(全日程)

人さえ集まれば、分科会の全日程でビデオを上映する予定です(機械を操作してくれるボランティア募集中!一枠でOKですのでよろしく!)。それぞれの上映予定は当日のパンフレットで!現在決まっている上映作品は以下です。
『女たちは元気です』 37分
制作 タイガーマウス&山上千恵子/日本/1983年
不朽の名作。1982-3年の優生保護法改悪の動きを阻止した女たちのドキュメンタリー。山手教会で行われた集会の発言やコント。雨の中のデモ(傘の波と流れる音楽が美しい。作曲:中山ラビ、作詞・歌:麻鳥澄江)。久しぶりの一般公開! 見逃したら、一生の後悔ものです。(若かりし日の**さんの姿も見逃せないかも。**はそれぞれのお好みで…)

『忘れてほしゅうない−隠されてきた強制不妊手術』 24分
制作・著作●優生思想を問うネットワーク/日本/2004年
製作●ビデオ工房AKAME
日本では、障害者・ハンセン病の患者など、わかっているだけで1万6千500人もの人々が、強制不妊手術を受けさせられました。このビデオは、何も知らされないまま、生殖器へのコバルト照射を受けた脳性マヒの佐々木千津子さんの日常を中心に、なぜこのような強制不妊手術が行われてきたのかを見る人に問いかけます。佐々木さんの笑顔が強さを感じさせます。

『もうひとつの戦争−インドの人口政策と女性たち』 52分
制作●D&N production/インド/1991年
日本語版制作●アジア太平洋資料センター/1994年 
インドの「人口抑制政策」の名の元に行われる半ば強制的な不妊手術。インタビューを受けながら、手は動かし不妊手術を続ける医者、廊下に寝ている手術後の女たち。不妊手術へ送り込む工作員(?)へのインタビュー、ノアプラント(埋め込み式避妊薬)を受けた女の証言。見るのが辛くなる映像の間に挿入される女たちのワークショップが救いです。

『生命操作−完璧な赤ちゃんへの幻想』 51分
制作●カナダ国立フィルム省/1992年
日本語版製作●横浜市女性協会 
誰がこの子は生まれるべきでないと決めることができるのか? さまざまな取材を通して、フェミニストの視点から着床前診断の意味を明らかにする。科学者、フェミニスト、障害者運動の活動家が背景にある優生思想を語ります。文章でしか知らなかったルース・ハバード、マーシャ・サクストンに会えます(私は大好きです−私がはじめて姿を見たのがこのビデオ)。ルース・ハバード(ハーバード大学で発生学者をしていた)の明快な科学技術批判−例えば、科学者としての私は男として考えていた−が爽快です。

『レイラニ・ミュアーの不妊手術』 47分
制作●カナダ国立映画制作庁(上記と同じカナダフィルムボード−訳が違う)
日本語版製作●丸善/1999年
カナダでも1928年から1972年の間に約3千人が同意のない不妊手術を受けさせられた。養護学校にいた14歳の時に不妊手術を受けさせられていたことを、レイラニ自身が知ったのは結婚後のこと。裁判で闘う彼女の姿を追います。
終わった後、感想など少し話せるとよいかもしれません。ドキュメンタリーだけでなく、中絶や女の生き方に関するフィクションも用意する予定です。



日帰り参加のお申し込みは当日までお受けいたします!

●日時:10月7(土)8(日)9(祝)
●場所:国立女性教育会館(埼玉県比企郡嵐山町菅谷728番地)
    東武東上線武蔵嵐山駅徒歩15分、もしくはタクシー利用で5分

●費用:全日程参加(2泊3日)8000円(8日交流会=夕食つき)
    1泊参加 10月7日(土)泊 3700円
         10月8日(日)泊 5700円(交流会費込・交流会での飲み物は別)
    日帰り参加 2日間 1500円
          1日間 1000円&交流会2000円(飲み物別)
    ※食事は、8日の夕食以外は各自負担です。

●下記に該当する場合、特に希望がある場合は申込時にお申し出ください。
    子どもを連れて参加します
    介助者を連れて参加します
    宿泊部屋の希望(1人・4人部屋のいずれかです)
【合宿参加申込先】
●女(わたし)のからだから合宿事務局(SOSHIREN気付)
 〒162-0067 東京都新宿区富久町8‐27 ニューライフ新宿東305号室「ジョキ」内)
○E-mail:gogo@soshiren.org
○Fax:03(3353)4474