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女(わたし)のからだから何が見える?−優生保護法改悪阻止から25年!連続講座−

第6回 2008年9月23日(火・秋分の日) 午後1時半〜8時

70年代の「リブ新宿センター」の資料集成ができました。ほぼ同時期、『記憶のキャッチボール』という往復書簡も刊行されました。(ともにインパクト出版会)
共通している話題に、優生保護法、「個人的なことは政治的なこと」という思い、<産む・産まない・産めない>ことをめぐる女たちの迷い、国家による管理などがあり、編者や著者に、SOSHIREN関係者がいます。
「産める社会を、産みたい社会を」や、「産む、産まないは女(わたし)が決める」「女(わたし)のからだは私のもの」という主張は、少子化対策が叫ばれる2008年、実現したのでしょうか。
生殖技術はどんどん進みますが、子どものいない女への視線、産むも地獄・産まぬも地獄の状況は変わったのでしょうか。
世代や経験を超えて語りあい、出会い、カンパイする場にしたいと思っています。
お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。
チラシはこちら pdf


【第1部 〈子殺しと子育てのあいだで〉
     ―70年代リブ、優生保護法、そして現在(いま)―― 】


【パネラー】
秋山洋子 「生む・生まない・生めない」:ウルフの会と70年代のワーキングマザー
米津知子 リブ新宿センターが取り組んだこと。優生保護法改悪阻止、子殺し、買春ツアー抗議etc.全てをつなげて
山田すが子 子殺しという問題への取り組みと、「東京こむうぬ」女と子供の共同生活
青海恵子 障害をもって、女として生きてきたこと、子育て。
大橋由香子 肩書き「母」の使用前・使用後――「子殺し」が「児童虐待」になった世の中で
海妻径子 男にとっての生活と再生産――運動のなかのマッチョ、昔も今も
 日 時:9月23日(火・秋分の日) 午後1時半〜5時
 会 場:文京区民センター 3C(東京都文京区本郷4−15−14)
 主催:SOSHIREN女(わたし)のからだから
 資料代:1000円
 申込は不要・当日会場におこしください。
 *託児やノートテイクを希望される方はご連絡下さい。
  どのような対応ができるか一緒に考えたいと思います。


【第2部 『リブ新宿センター資料集成』『記憶のキャッチボール』
     出版記念パーティ】


スピーチ:麻川まり子 田中美津 若林苗子
      市野川容孝 江原由美子 加納実紀代 金井淑子 定塚才恵子 瀬山紀子 高橋寿臣
      柘植あづみ 丸本百合子 劇団北斗星

呼びかけ:SOSHIREN女(わたし)のからだから 秋山洋子 大島かおり
後  援:インパクト出版会

 会 費:3500円(お料理&飲み物あり)
 日 時:9月23日(火・秋分の日) 午後6時〜8時
 会 場:文京区民センター 3A(東京都文京区本郷4−15−14)

 *出版記念パーティ参加希望の方はご予約をお願いいたします。
 *申し込み先:インパクト出版会 impact@jca.apc.org  9月17日(水)迄

今後の予定
第1回 2007年11月4日(日)終了
 「私のからだ」から何が見えるか?― 戦前・戦後、そして未来へ 青木やよひ さん
 フェミ的にいって堕胎罪ってどうなのよ? 水島 希 さん

第2回 2007年12月13日(木)終了
 優生保護法と障害者の自立・介助  スピーカー:青海恵子さん/瀬山紀子さん

第3回 2008年1月26日(土)終了
 人口政策・南と北
    スピーカー:芦野由利子さん(元(社)日本家族計画連盟)

第4回 2008年2月23日(土)終了
 私が考えるリプロ―ラブピースクラブでやってきたこと
    スピーカー:北原みのりさん

第5回 2008年4月19日(土)終了
 女性障害者の運動と女性の運動
   一緒にやってきたこと 似ていること 違うこと
    スピーカー:堤愛子さん&SOSHIRENメンバー


 2007年1月、柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」発言に各層の女たちから批判が続出しました。このことは、妊娠・出産も育児も困難な現実の一方で、「産む・産まないは女(わたし)が決める」という考え方は広く共有されていることを明らかにしたと言えるのかもしれません。

 今から25年前の1982年に、優生保護法という法律の変更が国会で議論されました。その名のとおり、優生=「人口の質」を向上させることを目的とするとともに、刑法堕胎罪とセットになって、女が子どもを産むか、産まないかを管理しようとする法律です。優生思想を強化し、中絶を禁止する法改悪だと反対して声をあげた私たちのグループは、「女(わたし)のからだは、わたしのもの」という視点から、その後もいろいろな問題に取り組んできました。

 96年に優生保護法は母体保護法に変わりましたが、優生思想は消えたでしょうか。女(わたし)たちが自由に生きられるように変わってきたのでしょうか。 「女(わたし)が決める」状況になってきたのでしょうか。

 少子化が進み、産婦人科が減り、その一方で、不妊クリニックは増え、そこでは体外受精などの生殖補助技術が一般化しています。卵を体外に取り出したことで、卵や胚を材料として利用する技術も進んできました。また中絶胎児も材料として期待されています。

 25年前の<過去>の経験や思いと、<現在>のそれとをつないでいく、違う経験をしてきた人たちが、それぞれの思想や気持ちを共有していく。そんなことをめざして、連続講座をはじめます。